Ohne Liebe fehlt uns eine Dimension #
Interview with Axel Honneth “Ohne Liebe fehlt uns eine Dimension”, in “Frankfurter Rundschau” 11.01.2010.
「愛がなければそれは私たちに一つの次元が欠けているということだ」。以前は、Frankfurter Rundschau の公式サイト上に上記のインタビューのページがあったが、現在は見あたらない。
『承認をめぐる闘争』(1992年)の研究上の出発点について二つのモチーフ。一つは、(ヘーゲルの承認論ではなく)労働運動の歴史についての当時の新しい研究に影響を受けたこと。たとえばエドワード・トムスンの『イングランド労働者階級の形成』。もう一つは、「闘争」の概念を再び内容のあるものにすること。
ホネットの言う「承認」は、他者が自分にいろいろ要求できることの承認であり、その他者が考慮されねばならないことの承認。その他者を簡単にスルーすることはできないし、その他者をなおざりにして自分のしたいことをすることはできない。
その他、3つの承認形式、軽視、承認をめぐる闘争、法的承認にかかわる憲法の普遍主義的約束の意義、など。
承認をめぐる闘争について。歴史的にはつねにどこでも見られたが、そのうちの一部だけが歴史の教科書に載っている。承認をめぐる闘争の現代の新しさは、メディアとのかかわり。
「業績」原理について。工業社会からサービス業社会への移行にともない、測定の困難なコミュニケーションの才能が、知識や熟練よりもっと大きな役割を果たしている。ここで業績とは何かが問題になる。