学術雑誌の特集

学術雑誌における特集 #

日本ヘーゲル学会編『ヘーゲル哲学研究』第17号(2011年): 106-136 #

ヘーゲル哲学研究 vol.17(2011)

日本ヘーゲル学会/Japanische Hegel-Gesellschaftの機関誌『ヘーゲル哲学研究』第17号(2011年)の「シンポジウムⅢ 法哲学の現代的可能性——アクセル・ホネット『自由であることの苦しみ』を巡って」。2010年6月19日に開催された同学会第11回大会のシンポジウムがもとになっている。

特集の構成は次の通り。

  • 大河内泰樹「近代社会の病理とコミュニケーション的自由——A・ホネットのヘーゲル『法哲学』解釈」
  • 面一也「理念なきリベラリズム——A・ホネット『自由であることの苦しみ』におけるヘーゲル解釈への懐疑」
  • 赤石憲昭「ヘーゲル『法哲学』のアクチュアリティーをどう考えるか?」
  • 高田純「シンポジウム「法哲学の現代的可能性」のための四つの質問」
  • 島崎隆「シンポジウム総括」

季報『唯物論研究』刊行会編『季報唯物論研究』第150号(2020年): 15-114 #

特集タイトル「アクセル・ホネットと現代社会理論」、責任編集者は日暮雅夫氏。全体で3部構成となっている。

  • 第一部 社会理論としてのホネット
    • 高田純「ホネットの承認論の射程と限界」
    • 成田大起「ホネットにおける病理と歴史: 進歩概念を用いた基礎づけの問題点」
    • 日暮雅夫「社会主義の理念の今日的構成: ホネット『社会主義の理念』の分析
  • 第二部 ホネット理論の多様な展開
    • 藤井ヨシタカ「批判理論と精神分析、そのつながりをめぐる一展望: アクセル・ホネットの「ポストモダン・アイデンティティ」論から「本源的承認」論への展開に着目して」
    • 長澤麻子「ロマン派の布石: 神聖なるものから承認の闘争へ」
    • 藤野寛「アクセル・ホネットの「友情」論」
    • 三崎和志「死者との承認」
  • 第三部 ホネットコンテクスト
    • 大村一真「フランクフルト学派の物象化論と疎外論の行方: ホネットイエッギ」
    • 赤石憲昭「ホネットの承認論と社会福祉: 「社会福祉の原理」と「人間の尊厳」の実現について
    • 足立弦也「日本社会の承認状況における社会的孤立の誘因: ホネットの承認論と個人化論による「ひきこもり」現象の分析から」

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